包丁市議事件の真相
『現職市議、朝日放送で包丁を出し、現行犯逮捕』
平成29年4月21日、富田林市の左近憲一市議(70)は、他会派の有名歓楽街視察を自身の政活費報道と勘違いし「自分は、視察には行っていない!視察に行ったと報道された!捏造だ!」と抗議するため、市幹部職員3名を同行し、公用車で朝日放送に赴いた。そして、同社屋内において包丁を出し、銃刀法違反で現行犯逮捕された。
『証拠として提出したDVDが原因』
左近議員は、2年前の平成27年1月14日、同社のキャストというニュース番組が事件の発端だと供述した。そして、引き金となったのは、南河内オンブズマンが政活費返還請求の裁判において、その放送内容を証拠として提出したDVDだという。
このDVDの立証趣旨は、議員が政活費の意義・目的を全く理解していないこと示すことにあった。ちなみに、左近議員は、政活費から支出した自身の名前入りの交通安全啓発パネルを作ったのは「有権者に対して誰がやったのかを明記するため」と発言していた。
『市長-公務と考える』
平成29年4月21日、多田利喜市長は、市幹部職員の同行について「市が訴えられている裁判に絡むことでもあり、公務と考える」とのコメントを出した。
『どこが公務やねん!凸(ー'`ー;)ケシカラン!!』
平成29年5月1日、南河内オンブズマンは、人件費、放送局への往復費用を返せ!と住民監査請求をした。
『左近議員、辞職』
平成29年5月12日、罰金10万円の略式命令が出された左近議員が辞職した。
市内に配布された左近議員作成のお詫び状と題する文書では、とりあえず辞職願を提出してと促され、左近議員自身は辞職したくなかったのに、辞職願を書いたという。
『職員同行、監査委員が交通費返還を勧告』
市の幹部職員3人に対し、ガソリン代など約3700円を返還させるよう多田市長に勧告した。公用車の使途基準がないことが問題!